2021/03/24
Graphic関連
Illustrator 2020にしてから先祖返りが多い気がしたので調べてみた
イラストレーターを使用していて保存したつもりが、
次に作業しようとした時修正前のデータに戻ってる事ありませんか?
少し前にデータが先祖返りしてお客様に迷惑をかけてしまったので、
気になってちょっと調べてみました。
Contents
どんな時に先祖返りしていたのか
私の場合、
1.イラストレーターで作業する
↓
2.作業を保存
↓
3.お客様確認用pdfを書き出す
↓
4.修正戻しを対応しようとしたら戻ってる
のパターンが多かったのです。
この時思い浮かべるのは、2の保存をし忘れたのでは?が有力ですよね?
しかし確実に押した記憶があるのに保存されていない事が多々ありました。
ではそんな時どう対応していたのか
保存し忘れを疑った私は、2と3の間に一度「ファイルを閉じる」を挟む事にしました。
ファイルを閉じて、再度開いて修正箇所が直っていたらpdfにするようにしました。
これで基本的に先祖戻りはしなくなりました。
しかし原因はイラストレーター側にあった
その後大きな問題もなく仕事をしていた時、私はふと違和感に気付きました。
「重いファイルを保存しているのにイラストレーターが操作できてる」
そうなんです。
CS以前のバージョンからずっとイラストレーターを使用してきましたが、
毎回重いデータの時は保存がおっっっっっそくて、command+S(Ctrl+S)の度に手を止めて携帯見ちゃったりしてたもんなんです。
それが保存中なのに操作できる?なんで?
調べてみたところ、2020からバックグラウンドでの保存が可能になりました。とありました。
バックグラウンドでの保存って何?
前述した通り、昔は保存が完了するまでイラストレーターを触る事ができませんでした。
当然大きいサイズのファイルを保存する場合数分かかったりしました。
それを、保存しながら続きの操作もできるようになったという事みたいです。
便利な機能ですね!
ちょっといじってcommand+S、ちょっといじってcommand+Sってやる私にはとても良い機能です。
しかしこいつが悪さをしていました。
PDF保存時に先祖返りしてない?
よくよく考えてみると、作業自体はした記憶がある、でも保存されていない。
お客様確認用のPDFは修正が反映されている。
ならPDF保存時に問題があるのでは?
PDFに保存する時、私はこんな操作をします。
command+S(Ctrl+S) → 保存完了 → command+shift+S(Ctrl+shift+S) → 別名でpdfに保存
イラストレーターにはIndesignみたいにpdfに書き出しがないので別名で保存でpdfにします。
でも実際にイラストレーターが行っていたのは、
command+S(Ctrl+S) → 保存中 → command+shift+S(Ctrl+shift+S) → 保存中断 → 別名でpdfに保存
だったんですね。
2020から追加された機能だったので全く気づかず、従来のようにそんな操作をしていました。
これどう考えても保存中に操作できちゃうバックグラウンドで保存のせいですよね?
操作してファイルが書き換わった場合aiの後ろに「*」マークが入って、
保存が終わるとこのマークが消えますよね。
マークが消えてないって事は保存が完了していないってことなんですよね。(当たり前ですね)
*マークが消えてから別名で保存したら問題なく先祖返りはしていませんでした。
つまり、バックグラウンドで保存のせい
「バックグラウンドで保存」をオフにしよう
保存中に操作できるのは便利ですが、正直ありがた迷惑なのでオフにしましょう。
[環境設定] → [ファイル管理・クリップボード] → [バックグラウンドで保存]のチェックを外す
これでOK!
検索してみたらどうやらこのチェック外して置いた方が保存が早くなるとか(その辺は検証してません)
保存中は操作する事ができなくなりますが、先祖返りして焦るよりは全然良いです。
私はこっちでいきます!
チェック外してしばらく使っていますが、それ依頼一応先祖戻りはしなくなりました。
これは昔からですが、くれぐれも command+S(Ctrl+S) を忘れて command+shift+S(Ctrl+shift+S) しないように気をつけましょうね!
少しても参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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